マンション管理士試験について
マンション管理士という国家資格の合格率は概ね10%程度です。
(国家資格で合格率が10%というのは結構ハードルが高く、難易度の高い資格かと思います)
不動産業界の資格の中でも難関試験の1つで、不動産業界で業を行うための基本的な資格の宅地建物取引士よりも低い合格率で、毎年11月の第4日曜に試験が行われます。
これからマンション管理士試験にチャレンジしようと思っている方へのアドバイスとして、幾つかのポイントをあげてみました。
宅地建物取引士や管理業務主任者の試験に合格し、一通り民法や不動産関連法令、マンションに管理する知識を習得している人と、初めて不動産関連資格にチャレンジする人では大きな隔たりがあります。
前者の方は、基本的な知識(忘れてしまっていても、素地はあるので)を持っているので、極端な話、過去問の問題集を購入し徹底的に過去問をやりきりことで合格できる可能性は高くなります。自分は、LECとTACのテキスト(2社のテキストの解説の書き方で好みが分かれます)と過去問集を購入し、テキストを一通り読んで知識を頭に入れた後、過去問をやりながら解説を読み、理解力がいまひとつの所はテキストを読み返しました。
その後は、LECとTACの予想問題集を購入し、過去問と予想問題集を100%完全に正解できるまで何度も何度も繰り返しました。
大まかなスケジュール感は、8月くらいまでにはテキストは一通り読み過去問は1回はやる。9月から試験前までは、試験に出る細かい数字関係(実務では設計者以外は使わないような配管の勾配等、やたらと覚えておく数字関係が多いのも難点)を覚えながら過去問と予想問題集で満点を取れるまでやりきるです。
過去問をやるときは時間を分断せずに、本番と同じように2時間内で一気に50問(管理業務主任者の試験合格者は最後の5問は免除)をやるようにします。その後に間違った部分や不安だった部分の解説とテキストを読み返すので、3時間強の勉強時間を確保しておく必要があります。なので平日に働きながらの資格取得は結構ハードルが高いかもしれません。計画的な時間配分を行うか、試験前の2ヶ月くらい前からは休日を勉強時間に割り当てるくらいの覚悟はいるかもしれません。
初めて不動産関連の資格としてマンション管理士試験にチャレンジする方は、はっきり言って前述の勉強の仕方では非常にハードルが高いかと思います。まずは不動産関連(マンション関連)の基礎知識を得るために管理業務主任者の試験を受けてみて、合格したら翌年にマンション管理士試験を受けるという2年越しの計画が良いかもしれません(2年越しなので、忍耐力と根性?が必要かも)、またはそれなりに費用をかけて専門学校(オンラインもあり)に通うのが良いかもしれません。
いずれにしても、資格を取得したからと言って、社会的にこの資格だけで生活が十分にできるほどのものではないのがマンション管理士の現状で、ボランティアに近いものもあります。
修繕工事に詳しい、会計に詳しいなど、一定の分野に特化した知識や対応スキルが必要となります。
自分は生活インフラの1つとなったインターネット業界に身を置いていて、マンションにインターネットサービスを導入するたの知識と対応スキルを持っています。
ぜひ、試験にチャレンジする方は、自分なりの得意なポイントを見つけ、マンション管理士としてマンション管理組合にとって有益な情報やサービスの提供を目指してください。
